あくつけき

日記みたいな

それでも世界が続くなら「52Hzの鯨」

52Hzの鯨

52Hzの鯨


それでも世界が続くなら
「52Hzの鯨」
1弱者の行進
2狐と舞踏
3ベッドルームの∀
411月10日
5着衣の王様
6最終回
7誰も知らない
8死なない僕への手紙




日本のシューゲイザーはきのこ帝国の一般開放と共に滅びて久しい。そもそも日本というのはブラック企業ははびこり年間大量の自殺者が生まれ親に愛されなかったメンヘラ達が優男どもを食い物にし性格のおかしい男は反対にメンヘラを食い物にするという腐った腐った真っ黒な国なのだから本来であればシューゲイザーといった怠惰なオタクが聞きそうな音楽というものはもっと流行ってもいいはずなのだ。


それなのに、くっらいくっらいやつらは「俺はあんな明るい人間たちとはセンスが違うのだ!」と一般的には有名では別方面では取っても有名なものに手当り次第乗っかりやがって「ふふん、権威付けされているものを好む俺は取っても偉いんだぜ」って半端な楽しみ方なんかをするから、本当の意味で救われないミュージックとやらがどんどん生まれてしまうんだ!!お前らのその耳は生活を送るためについてんのかよ!!音楽聞くためについてんじゃないのか!!生活するため??は?音楽より生活の方が楽しいなんて馬鹿じゃないの。



とわけのわからないことしか書けないから俺には音楽のレビューなんてできる気もしないのだけれど、あまりにも良かったアルバムというのは、広く聞いてもらいたいし、まぁ勧めたところで別に聞く人が増えるとも思わないのだけれど、なんとなく感想っていうのは軽く書きなぐってやりたいなという気持ちだ。


俺はAppleMusicというストリーミングサービスに加入している。AppleMusicについて詳しく知りたい人はググってください。まあ割りと便利なの



「さあて、今日はなにをダウンロードしてやろうかな」と邦楽をダラダラと眺めているところで出会ったのが今回の、それでも世界が続くなら「52Hzの鯨」


まずそれでも世界が続くならってさ、「何それバンド名なのかどうかわかりづらくない??」ってバンド名ではあるのだけれども、まあこれがバンド名であるらしい。


それでも世界が続くなら


「それでも世界が続くなら」という言葉からなにを連想するかなんかは分からないが、俺はこのバンドで初めて聞いた歌と言うのが「水色の反撃」

というMVが女子高生のイジメによって始まるという凄惨なものであったから、まぁ、それでも世界が続くならというバンド名にも「それ(あまりにも酷い世の中)でも世界が続くなら(僕らはどうやって生きていけばいいのだろうor僕らは反撃する)」と言ったところだろうか。まぁ()内には好きな文字入れたらいいと思う。音楽は曲とリスナーがいて初めて完結するのだから。

まぁ俺が感じた少し後ろ向きなイメージを持つこのバンドだが、ジャンルとしてはグランジシューゲイザー感が強い。アルバムはジャジャジャジャジャジャジャジャジャジャジャジャジャジャジャジャジャジャジャジャーンってジャジャジャジャ鳴り響く中でボーカルが力強く!汚らしく!哀愁を込めて歌う。比較的歌詞に力を入れているバンドであろうとは思うが基本的にバンドサウンドは轟音に当たるので、そのバランスの取り方、というのはかなり上手い方だと思う。

今回の「52Hzの鯨」の中でもyoutubeなどで公開された「狐と葡萄」はなんともそれでも世界が続くなららしい轟音と熱唱のバランスが取れたキラーチューンであると思う。

www.youtube.com


  子供のころの僕が泣いてる
  変わったあの子も泣いてる
  次の日からあの子の代わりになった
  優しい人になれなかった

優しいギターとともに後半への伏線となる詞が歌われた後、一呼吸入ってから得意の轟音が入る。この曲の作り方というのは、それでも世界が続くならの中でも有名な「僕らのミュージック」(2014)に酷似する。

良く言えば信念を貫いてるし、悪く言えばワンパターン。でも、「狐と葡萄」に関しては、半ば私小説的な、まるで独白するような歌詞が

  母親は教師で
  父親はいない
  だから誰かを守ってみたかった
  でも次の日から僕は 耐えるだけの
  見てるだけの 人間になった

この歌詞、過食嘔吐リストカッターなどと付き合ってきた自分に取っては、とんでもなく刺さった。刺さりすぎた。だからこそ、どれだけの人にこのアルバムというのは刺さるのだろうか、と気になった。

三曲目のベッドルームの全て、も日本としては珍しくシューゲイザーとして完成してる気がするから、まぁ、是非とも、えっと聞きましょう…