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あくつけき

日記みたいな

world's end girlfriend『Last Waltz』/WEGについての雑感(追記2)

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小説とか映画はフラゲしたものや公開初日に見たものに対してごりごりに感想を書いてしまうと

「ネタバレだ!」

という声が生まれてしまうので、これから読むor見る人に向けての配慮が必要となってくる。しかし音楽に関しては、先に聞いた人間がどんな感想を漏らしても、あるいは完璧に思える解説を施しても、実際に聞いた時の感覚を邪魔することはないように思える。

 

「そんな音楽を聞いてるなんてとてもダサいよ!」

 

といくら周囲に言われたところで、享受者が斜に構えず正しい姿勢で聞けばいい。

 

「3分前後にすごいのがくるよ」

 

と聞いていたから、そのあたりで身構えようとも、感動というのは外聞に関係なく襲いかかるものなのだ。そもそも音楽は繰り返し繰り返し聴くものだしね。

 

ミステリーなどは犯人を探すこと自体が楽しみの1つになっているから、そうもいかないのだけれど、、、

 

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world's end girlfriend『Last Waltz』はさっき知ったのだけど、どうやら発売が11/26であるらしく、俺の家に届いたものは先行予約分であったらしい。てっきり昨日発売だと思ってた。

たしか19日にはwebでの全曲試聴が時間限定で行われていたのだけど、その時自分はというと、バーでお酒をガブガブ飲みながらUnderworldに踊り狂っていたのでその試聴というのをすっかり聴き逃してしまっていたのだ。

 

なお、アルバム発売前にYouTubeで公開されたのが上記の4つ。

一番上はアルバムの1曲目。

二番目は2014年にレコードで出された『Girls/Boys Song』の「Girls」をいじったもので「Girl」。シンプルなピアノイントロだった「Girls」にノイズや〈説明に困る音〉を加えた曲、好き。

三つ目の動画は、2曲目にあたる。「う」の音が「う」になる前に一瞬でわかってしまう、この湯川潮音の存在感!!ボーカルを楽器の1つにするという手法はよくあるものではあるのだけれど、「Plein Soleil」はボーカルという楽器の主張が凄い!きもちいい!すき!!サビの降ってくるようなノイズなんて、もう、ねぇ…。matryoshka「February Lifesaver」でも思ったけど、ためてためてためてサビにガツン!ともってくる音楽たまらなくすきなんだよね〜♡聞いてきたものがあまり多くはないから一概には言えないんだけど、海外でノイズを使ったものはシューゲイザーみたいな曲の前編を通してノイズが鳴り響いてるものが多い気がする。『Loveless』とかまさにそうで、「ずっと聞いていられるようなノイズ」が流れる曲?もちろん俺はシューゲイザーが好きだし、ずっと聞いていられるノイズが好きなんだけど、WEGとかmatryoshkaの、ためた後のサビをぐわああああっと盛り上げるようなノイズの使い方って意外と少ない気もする。

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動画4つ目の6曲目「Crystal Chrysalis」はもうよくわかんないw

鳴り響くチチチチチチチチチチチチチチって音よりも、後ろの方でうっすらと聞こえるギターの音が気になる笑 これはもっと聴き込んでから感想書くほうがいいかな。雰囲気は『Girls/Boys Song』の「Frank Zapp X Amen Japon Brothers」に似てる気が(似てない)。

あー後半の蚊が飛んでるみたいな音いい…いい…

 

んで動画分は終わりか。今は続きの7曲目「In Silence / In Siren」を聞いてる。

これは元々PianaっていうSW(多分)が2014年に出したアルバム『Muse』の「In Silence」のリミックス。

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Pianaは「Something Is Lost」収録の『Ephemeral』(2005)から好きなアーティストの一人なんだけど、2014年の『Muse』は俺自身の"珍しい別れの経験"というのがちょうど重なったときでもあって「7 years」は

 

「やめろ!!!クールな俺の涙腺を破壊しようとするんじゃない!!!」

 

なんて怒鳴りながら何度も聞いた。歌詞が刺さるというよりは、声の持つ空気があまりにも切なくて"何か"を持っていかれそうになるんだよね。

当のWEG「In Silence / In Siren」は原曲のシンプルなギターイントロ(まぁPianaのもシンプルとは言い難いのだけど)とは打って変わって、まるでファンタジー系RPGを思い起こさせるのようなイントロから始まる。これにより、Pianaの声の"何かを持っていってしまいそうな"ドリーミーさを原曲とは別のベクトルで引き出しているように思える。あと、ストリングスとの相性がすごい(語彙不足)

 

なお、WEGとPianaのコラボは2001年『farewell kingdom』の15年以来らしい。今は入手困難らしいけど俺は大阪丸ビルのタワレコで運命的出会いをした。みんなも買おう。

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今回の『Last Waltz』は8曲目のRadioactive Spell Waveについてもそうだけどabout tessのギターであったりとWEG単体というよりかはVirginBabylonRecordsとその周辺のアルバムという感じがするな。

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↑8曲目の元ネタ。

 

 

全曲通して聞いてみて、これは間違いなくworld's end girlfriendのアルバムなのだけど、なんとなく

「最近あった面白いことってのをまとめてみたよ!!」

という感じがあってとても良い。

とりあえずもっと聴き込んで、このアルバムを自分の中に取り込みたい。感想はその後だな。

 

ハバナイの新譜『The Manual (How to Sell My Shit)』収録の「NEW ROMANCE feat. worlds end girlfriend」がとても良かったから、

「ああ、新譜もいいものではあるのだろうな」と思って

 

 

「今月はUNDERCOVERのコートを買ってしまったからCDはおやすみの月です」

 

 

自分への戒めを破ってまで予約購入してしまったけど、まるで後悔はないなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さよなら、うちのガス。

 

【追記】

11月28日午前3時

 

今回のアルバムは、全編を通して聞けるものであり、通しで聴けるアルバムだからこそ、こういう記事は間違っていたと思う。自分の耳と文章力には呆れて仕方がなかったし今現在も自らを愚かだと思う。

けれどそれでも書いてしまいたいのは、ボーナストラック「NEW KIDS」があまりにも素晴らしい曲であるということ。

10曲目「LAST BLINK」も、アルバムの集結にふさわしくない曲ではなかったが、やはり俺は「you」や「Two of Us」や「Unfinished Finale Shed」に見られるような、「静寂すら表現してしまう音」が好きだ。

 

世界観という言葉の使い方は好きじゃないから、あえて観念の世界と書くが、やはりworld's end girlfriendの観念世界というか、内的世界と言うのは、自分の事を考えなくしてくれる強さがある。

っつよいなー、、、

 

【追記】

11月29日午前6時

 

「Flowers of Romance」とても良い。初めて「Bohemian Purgatory」を聞いた時に近い感動。おそらく人生でWEGを一番聞いた時期というのは、ハマり始めた高校生の時ではなく、精神的に疲弊しきってどうしようもなくなった時期だと思う。精神衰弱といっても、自分の場合は通常では考えられない程頭の中がごちゃごちゃの思想で埋め尽くされてた時期だ。だからこそ薬は頓服でなく常飲の精神を抑えるものが殆どだったが、愚かなことに二週間分を3日とかそこいらで飲み込んでしまうものだから「何もない日」というのが面倒で仕方がなかった。

思考というのは間違いなく自分の中で最も大切なものであり、それが他人に劣っているとはわかってはいても投げ出せないものだ。しかし当時はその思考というものに苦しめられすぎて仕方がなかった。手放さなくてはいけないのに、矜持が邪魔して手放せないというジレンマを抱えたていた時、圧倒的な"力"を持って自分を支配してくれたのがWEGだったと思う。

 

インタビューを読んで、当時の聞き方というのが正しかったことを知って、また少し自分のことを好きになる。


俺は、テレビから流れるあの映像よりも『Seven Idiots』や『Hurtbreak Wonderland』に衝撃を受けたんだけどな。

 

ってか話変わるけど『Girls/Boys Song』Unableのイントロで「じまぱぺる」(?)みたいに使われる音って「Bohemian Purgatory」でも使われてたと思うけど、『Last Waltz』で「あ!これあれの音だ!」ってあんまなってないな。同じ子供の声とか聞こえてきた時とかけっこう嬉しいんだけど。